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よくあるご相談事例
廃業と会社破産について
会社の事業を終了する方法として、「廃業」と「破産」という二つの言葉を耳にすることがあるかもしれません。これらは会社の状況によって選択すべき手続きが大きく異なります。
廃業:余力をもって事業を終える
廃業とは、会社がまだ債務を全て返済できる状態で、自主的に事業活動を停止し、会社を清算する手続きです。業績が好調であっても、例えば後継者が見つからない、あるいは経営者が新たな道に進むといった理由で廃業を選択するケースもあります。この場合、株主総会での解散決議や清算手続きを経て、円満に会社を閉じることができます。
破産:債務超過時の法的整理
一方、破産は、会社が債務を返済できなくなった場合に、裁判所の監督のもとで財産を清算し、全ての債権者に対して公平に分配する法的な手続きです。廃業とは異なり、会社の意思だけでは進められず、裁判所への申し立てが必要となります。破産手続きが開始されると、会社の財産は破産管財人によって管理・処分され、債権者への配当が行われます。
どちらの手続きを選ぶべきか? 専門家にご相談ください
「うちの会社は廃業できるのだろうか? それとも破産手続きが必要なのだろうか?」 このような疑問をお持ちの経営者様もいらっしゃるでしょう。
当事務所では、会社の廃業と破産に関するご相談を承っております。まずは貴社の財務状況を詳細に伺い、債務を完済して円満に廃業できるのか、あるいは法的な整理である破産申立てを検討すべきなのか確認いたします。